第188章 何を企んでいるのか

セミナーでは、誰もが医術や医療の発展といった専門分野の話題を中心に語り合っていた。

気づけば四時間。外はもう夕暮れだ。

南雲玲奈はようやく悟る。師匠が来なかった理由を。

――そりゃそうだ。

若い自分ですら、腰がバキバキになるほど座りっぱなしだったのだから。

閉会後、一同はそのまま藤井ホテルへ移動することになった。

移動中、藤井一輝からちょうどメッセージが届く。

「もう来てる?」

玲奈は歩きながら打ち返す。

「うん、向かってる途中」

すぐに返信。

「了解。大した用じゃないけど、今夜の客、たぶんお前らの会場の倍は来るぞ」

「え、なんで?」

「昼の会議は専門家の代表だけだ...

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